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この坂の由来は明らかではありませんが、すでに明治のころには使われていたといわれています。 江戸時代、新宿に「おん馬屋」(現八幡町)と俗に呼ばれていた旧家の下氏がおり、あるいは、この坂の名は、下家の俗称「おん馬屋」から由来しているかもしれません。 府中は古くから馬との係わりが深い町で、近世には馬市が盛んに行われています。 府中の馬市からは、将軍家御用馬や関ケ原・大阪の役に使用された軍馬が供給されています。 競馬場の東門辺りから西に、競馬場通りを挟み北側に鳩林荘があります。鳩林荘の西端から上る坂があり、すぐを左手に分かれて上る坂が「天地の坂」で、さらに上って、左右に分かれますが、左手に上る坂が、「馬坂」です。右手に行くと、八幡神社の南を通り「八幡道」の碑に行きます。 |