由来碑マップ
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141渡し中河原渡し(住吉町2-30)
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中河原渡しは、中河原と対岸の関戸(現多摩市)との間を結んでいた鎌倉街道筋の渡しで、中河原村が経営していたことからその名があります。多摩川の中に中河原と関戸村の境界があるため、関戸側には関戸村が経営する関戸渡しが設置されました。これらの渡しは、昭和12年に関戸橋が竣工し、その歴史の幕を閉じました。渡し賃は、明治25年で平水時(2尺5寸)徒歩(1人)3厘、馬(1頭)6厘、人力車(1輌)6厘、大七以上荷車(1輌)1銭などでした。水深が5尺以上になると「川止め」(通船禁止)になりました。