由来碑マップ
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021弁慶坂(片町2-12)
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『江戸名所絵図』(江戸時代の地誌)に、「甲州街道に架する所の橋をも弁慶坂と号け、東の坂を弁慶坂と呼べり」とあります。
この坂は、高安寺に伝わる弁慶伝説に由来します。これは、高安寺の堂のうしろにある古井戸から弁慶がこの井戸の水を汲んで硯の水とし、大般若経を書写したと伝えられるものです。高安寺は、往古建長寺の末寺で、足利尊氏が武蔵国の安国寺として中興した名刹です。この地は、武蔵守藤原秀郷の館跡ともいわれています。