由来碑マップ
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053地名小田分(小柳町2-50)
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石井神社
小田分(おだぶん)の集落は、現在の小柳町2丁目の一部(溝合神社南側・正福寺北側辺り)に中心があった村落です。幕末の地誌には「民の戸15烟」(『新編武蔵風土記稿』)とあります。
地名の起こりは、この地が六所宮の織田氏の領地であったことによるといわれます。小田分周辺には、常久、是政などの人名に由来すると伝えられるところが多くあります。これは、中世の名田の遺名であり、この地が古くから栄えていたことの証しです。
小田分には、俗に石神様といわれる石井神社があります。この神社は、百日ぜきにご利益があり、古くからお礼参りにしゃもじを奉納したことから「おしゃもじさま」と呼ばれています。