由来碑マップ
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058地名車返(白糸台4-20)
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車返(くるまがえし)は、現在の白糸台2、4、5丁目の一部(旧甲州街道・いききの道沿い)に集落の中心があった村落です。
幕末の地誌『新編武蔵風土記稿』には「家数総て89軒、西を上とし、中央を中といひ、東を下といふ」とあります。古名を白糸村と称します。
地名の起こりは、本願寺の縁起によると、源頼朝が奥州藤原氏との戦いの折、秀衡の持仏であった薬師如来を畠山重忠に命じて鎌倉へ移送中に当地で野営したところ、夢告によってこの地に草庵を結んで仏像を安置し、車は元へ返したことに由来するといわれます。旧境内跡地(市立第4小学校西側)には、彦四郎塚・首塚と呼ばれる古墳が現存し、往古をしのばせています。