由来碑マップ
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065地名新宿(宮町1-40)
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新宿(しんしゅく)は、現在の宮町1・2丁目の一部(旧甲州街道沿い)に集落の中心があった宿場です。
この宿場は、もとの名を采女(うねめ)宿といいます。これは、五十嵐采女という人によって開発されたことによります。新宿の成立期は不明ですが、文書資料などからみると寛永の末年頃(1640年頃)のようです。
幕末の地誌には「民戸80軒、(甲州)街道の左右並居れり」(『新編武蔵風土記稿』)とあります。もともと新宿は、南のハケに沿って通る甲州古街道筋にありましたが、街道の新設(慶安頃=1648〜52)に伴なって新街道沿いに移ったようです。
地名の起こりは、文字通り府中宿に新しく成立した宿場ということです。
駅前再開発後、移設されました。