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068地名八幡宿(八幡町2-29)
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八幡宿(はちまんしゅく)は、現在の八幡町1・2丁目の一部(旧甲州街道沿い)に集落の中心があった集落です。この村は六所宮(大国魂神社)の社領に属しており、『新編武蔵風土記稿』(幕末の地誌)には「六所社領」の小名としてその名が見えます。
もともと八幡宿は、国府八幡宮の周囲に発達した村落ですが、甲州街道が開設(慶安頃=1648〜52)されたのに伴って街道筋に移動したものです。宿場町のような村名ですが、八幡宿は農業を中心とした村落です。
地名の起こりは、この地に国府八幡宮が鎮座していることによります。国府八幡宮は、由緒深いお宮で、聖武天皇(在位724〜749)が1国1社の八幡宮として創立したものと伝えられています。