由来碑マップ
前
073地名本町(本町1-28)
次

本町(ほんまち)の集落は、現在の本町1・2丁目の一部(府中街道・鎌倉街道沿い)と宮西町2丁目の一部(府中街道沿い)に中心があった宿場です。
この宿場は、府中宿で一番古いまちです。国府が栄えた頃より府中は、この地域を中心に発展しています。江戸時代には、府中宿の本陣もここに置かれています。
幕末の地誌には「甲州街道より南にをれり、横道なり、民家東西に並居れり、或は南部陪に散在するもあり、凡183軒」(『新編武蔵風土記稿』)とあります。
地名の起こりは、古くこの地に6と9の六斎市がたち、交易が盛んに行われるなど、この地域の中心としてまちが形成されたことによるようです。この地には、妙光院、称名寺、善明寺などの古刹があります。