由来碑マップ
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072地名本宿(本宿町2-5)
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本宿(ほんしゅく)は、現在の西府町2丁目・本宿町2丁目・美好町3丁目のそれぞれ一部(旧甲州街道沿い)に集落の中心があった村落です。
幕末の地誌には「今戸数169煙、大抵街道(甲州街道)の左右に簷を連ね、或いは田畝の間に位するもあり」(『新編武蔵風土記稿』)とあります。ハケ下の「小野宮」「間島」は本宿に属した集落です。
地名の起こりは、甲州古街道がハケ下を通っていた頃に、この集落が宿場であったことによります。
古い甲州街道は品川道から大国魂神社随身門を通り、高安寺の南辺を抜け、水田をぬって四谷に向かい、多摩川を渡って日野の万願寺へと続いていた道です。
本宿村はもと車戸村と呼ばれたという説があります。