由来碑マップ
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061地名三屋(四谷6-33)
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三屋(さんや)は、現在の四谷6丁目の一部(日新通り沿い)に集落の中心があった村落です。
この集落は、四谷に属しており、『新編武蔵風土記稿』(幕末の地誌)には「四ツ谷村」の小名としてその名が見えます。
集落の成立は、村人の姓名の分布状態から見て、本村の四谷とは別のようです。おそらく、日野の土方氏一族が移り住み開いたもののようです。
地名の起こりは、「散家」が転じたものです。
この地に上之島神社がありますが、これは旧地のお伊勢の森が多摩川の洪水で川原に没したため、村人土方八郎左衛門がここへ遷座したものといわれています。