由来碑マップ
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076地名四谷(四谷2-75)
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四谷(よつや)は、現ザの四谷2丁目の一部(四谷通りと東大山道にはさまれた地域)に集落の中心があった村落です。
幕末の地誌『新編武蔵風土記稿』には「寛永の初洪水にて、地所一旦流出せしを、今の村民三左衛門が先祖内匠(市川姓)再び開墾せし邑なりといふ、民家52戸、處々に散在す」とあります。古くは、「四つ屋」の字があてられています。
地名の起こりは、四つの家が村を興したことによるようです。その4軒の家については、諸説があって不明です。この地域は多摩川の氾濫原で、谷とおぼしき地形はありません。四谷の西端(四谷6丁目)の「三屋」は「四ツ谷村」に属した集落です。